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『新卒一括採用について、我々はこう考える』

新卒一括採用は、
日本独特の文化です。

言葉は悪いかもしれませんが、
就職サイトの恩恵もあってか、
「海に仕掛けた大網に大量の魚がかかる」
というような、
極めて効率的な手法が、
長い間、実践されてきました。

しかし、
このメリットを享受しているのは、
ネームバリューのある一部の大手企業だけのような気がします。
中小やベンチャーは、同様の恩恵を授かるのだとしたら、
就職サイト上の露出競争に
コストをかけなければ、戦えません。
大網を買わないと、採用できない。

そういう仕組みになっています。

一括採用は、
企業だけではなく、
学生をも翻弄してきました。

大学卒業の約1年半前から就職活動に携わり、
全員が一斉にリクルートスーツを買いに走り、
説明会に参加し、面接を繰り返す。

そして……、
シューカツがうまくいかない場合は、
消耗戦に陥る。

自分の就職先を決めることは、
本来は、大変シンプルな行為であるはずです。
それなのに、
一括採用が引き起こしている現象は、
複雑なのです。

——-【採りたいときに採る。それが一番美しい】——-

この仕組み自体は長くは続かない。

シンクトワイスは、そう考えています。

なぜなら、4月入社の採用枠に対して、
1年以上前から採用活動を始めるのは、
やはり、おかしいことですから。

企業は、採りたいときに採る。
学生は、就職活動したいときに活動する。
これがフツウです。

だから、シンクトワイスは、
新卒紹介というサービスに力を入れているのです。

いつの時期であっても、
オーダーをいただければ、2週間で学生を紹介できます。
また、学生に対しては、
我々エージェントが、
いつでも安心感ある企業を斡旋できます。
そのことで、焦らずに、学業や研究に励むことができるのです。

学生はさまざまなことに向き合い、
モラトリアムを経たうえで、
「こういうことに取り組みたい」と、
自身の進路を意思決定する。
これが、健全な姿だと思います。

「新卒は就職サイトで採用するものだ」
という考え方は、
そろそろ固定概念化してきているのではないでしょうか。

就職サイトの効用を得られる企業とそうでない企業、
その線引きをハッキリと認識することが、
新卒一括採用のメリットとデメリットを
見極める第一歩であると考えます。

我々は、
硬直化した従来の採用手法に
さまざまな選択肢を提案することで、

「採りたいときに採れる採用」

を実現していきたいのです。
そのことで、
学生に対してもよい影響を与えられることを希望して――。

日本の海には、
日本海だけではなく、
太平洋も瀬戸内海もあります。

採用手法の選択肢も、
ひとつではないのです。

シンクトワイス株式会社 メールマガジン『新卒採用にロマンを!』
(第7号 2013年10月配信)